今や日本人の半数以上が利用しているLINEは、単なるSNSの域を超え、ビジネスにおけるプロモーションツールとしても注目されています。企業がLINEを活用してプロモーションを行う場合、公式アカウントを開設して新着情報を告知するとか、スタンプ配布、クーポンの発行など、さまざまなか活用方法が考えられるでしょう。その中でも動画コンテンツはユーザーへのアピール度が高く、導入を検討する企業が増えています。
そこで今回は、LINEで動画コンテンツを展開するために必要なアカウントの種類や、LINEで動画コンテンツを展開するメリットについてご紹介します。
企業用アカウント~LINE公式アカウントとLINE@の違い
企業がLINEでアカウントを開設する場合、「LINE公式アカウント」と「LINE@(アット)」の2種類があります。「LINE公式アカウント」と「LINE@(アット)」のどちらも、企業の公式アカウントに友だち登録したユーザーに対してメッセージを送ったり、クーポンを配布したりすることができますが、大きな違いは開設費用です。
LINEの2017年度媒体資料によると、「LINE公式アカウント」を開設する際、エントリープランの4週間コースで800万円です。他にも8週間、12週間のコースがあり、費用はもちろん、最大メッセージ配信数やタイムライン投稿数が異なります。LINE公式アカウントはより多くのユーザーにアプローチできるため、開設コストはかかりますが、大規模なキャンペーン展開などに向いているといえるでしょう。
「LINE@(アット)」はもともと実店舗を持つ事業者を対象としていましたが、現在では個人でも開設可能です。LINE@には3つの料金プランがあり、フリーは月額無料、ベーシックは月額5,400円、プロは月額21,600円となっています。いずれも初期費用は無料ですが、月額費用に応じてメッセージ配信数やタイムライン投稿数が異なります。また利用できる機能にも違いがあり、プロプランは友だちの属性表示(性別・年齢・地域など)やターゲティングメッセージ送信、通販機能が利用できます。実店舗への集客や小規模なビジネス展開なら、LINE@は十分ビジネスツールとして活用できるでしょう。
LINEで動画配信
「LINE@」アカウントでビジネス展開する場合、友だち登録した相手へのメッセージ送信、タイムライン上での投稿で活用する場合が多いでしょう。しかし、LINEの利用ユーザーは日々多くのメッセージをやり取りしています。単なる文字や画像だけではユーザーに飽きられてしまうかもしれません。
そのため、視覚効果の高い動画を使い、ユーザーの興味を引きつけることも必要です。また、文字や写真では伝わりにくい商品の魅力を、動画ならわかりやすく伝えることもできます。
上で動画配信を行うコツ
LINE@のアカウントを開設してビジネス展開する場合、単に動画を配信するだけでは十分とはいえませんベーシックプランやプロプランにあるリッチメッセージや、プロプランにあるターゲットメッセージと動画を組み合わせることで、効果的な商品・サービスの宣伝告知が可能です。
例えば、プロプランのターゲットメッセージ送信機能を利用すれば、ユーザーの属性や好みに合わせたメッセージを動画で配信することができます。ターゲットに合わせた動画を制作するのは大変ですが、映像制作会社に依頼すれば、クオリティーの高い動画コンテンツを作ってもらうことができるでしょう。さまざまなユーザーが共感できる動画を提供することでユーザーのロイヤリティを高め、自社のファンを増やすきっかけになります。
LINEのメリットは、ユーザーを通じて情報が広まること。「ユーザーが友だちに教えたくなる魅力的な動画」であれば、話題性も高まり、プロモーションの強力なツールになってくれるでしょう。
また、目を引くために見せ方を工夫するのも大切です。縦型動画はインパクトが強くユーザーの興味を引ける可能性があります。
■ 縦型動画で広告を展開しよう!スマホユーザーに効果的に訴求する方法
おわりに
今回は、LINEで動画コンテンツを展開するために必要なアカウントの種類や、LINEで動画コンテンツを展開するメリットについてご紹介しました。今や、LINEは多くの方にとってなくてはならない存在です。若者世代だけでなく、年代を問わず利用されています。そのため、[aside type=”boader”]興味があるユーザーに対して有効な動画コンテンツをピンポイントに配信できれば、大きな宣伝効果が期待できるでしょう。プロモーション活動に「LINE@」を導入して、新たな顧客の獲得につなげてください。[/aside]