少子化が進行する昨今において、優秀な学生の獲得は大学にとって大きな課題です。そんな中、入試広報のツールとして動画の活用が注目されています。今回は、入試広報用動画で学生の関心を集める方法や、入試広報用動画のメリットについてご紹介します。
入試広報で動画を使う理由とメリット
従来の入試広報と比較し、動画は手軽かつ短時間で多くの情報を伝えられるというメリットがあります。また、若年層にスマートフォンが普及した現代においては、ターゲティングの面でも大きな効果が期待できるでしょう。
若者に最適の媒体
スマートフォンやタブレットを使用し、日常的にオンライン動画を視聴している若年層にとって、動画広告はすでに当たり前のものといえます。
近年、若者の活字離れが進む影響もあることから、テキストではない直感的な情報伝達が行える媒体のほうが効果的です。したがって、入試広報用動画は若年層に対してアプローチをかけるのに最適な手法といえます。
動画のほうが大学の雰囲気が伝わる
大学の雰囲気を伝えるときに「自由な校風」という言葉だけでは具体性がありません。言葉だけでは学生側も、学校に対するはっきりとしたイメージを持てないでしょう。一方、動画であれば講義の様子や校内でのイベントを、映像として見ることができます。動画は写真よりもリアルに伝わるため、学生も入学後のビジョンを描きやすくなるでしょう。
入試広報用動画の活用シーンとは?
では、制作した動画の活用シーンついてご紹介します。
動画広告・CM
動画の主な利用法は、テレビCMです。マスメディアに向かって施策を打てるため、高い効果が期待できます。それと同時に、Web上の動画広告にも併用可能です。
YouTubeチャンネル
大学がYouTubeチャンネルを取得し、そこへさまざまな動画をアップする方法になります。学生がチャンネル登録を行えば、継続的な情報発信が可能になるでしょう。
オウンドメディア
こちらはYouTubeチャンネル同様、大学が運営するオウンドメディアに動画を展開する手法です。志望校が別の学生に対しても、大学をアピールできる可能性があります。
SNS
TwitterやInstagram、Facebookなどのポストに、動画を貼り付ける方法です。話題性のある動画を投稿し、その動画が拡散されれば大きな効果を生み出します。
学校説明会
動画はパンフレットや口頭による説明より、短時間で多くの情報を発信できるツールです。そのため、時間が限られた学校説明会に最適といえます。
入試広報用動画を広めるためのポイント
入試広報用動画を広め、学生にしっかり伝えるためには、学生の行動パターンに沿った広告展開が大切です。以下に、入試広報動画を広めるポイントについてまとめています。
目を引きやすいギミックと情報のコンパクトさ
ソーシャルメディアは、流し読みされる可能性が高いものです。そのため、長尺の動画は最後まで視聴されない恐れがあります。また、タイムラインをスクロールしていく中で、アテンションを引き起こすような仕掛けも大切です。
何を学ぶか、何に役立つかを明確に
気になった情報を調べる段階へ遷移したあとは、大学でどのようなことが学べるのか、どのような強みがあるのか、卒業後の将来像などをアピールしましょう。特に動画の冒頭で、これらを包括したようなキャッチコピーやセリフを取り入れ、学生の興味・関心を引きます。学生が動画を最後まで閲覧してくれるような、引きのポイントを作ることが大切です。
入学後の自分を疑似体験できるようなストーリー
学生視点でのキャンパスライフをストーリー仕立てにし、動画へと落とし込むのもおすすめです。キャンパスライフをストーリー仕立ての動画にすることで、動画を閲覧した学生が入学後の生活をイメージしやすくなります。
おわりに
入試広報用動画を制作するときには、どのような媒体・場面で使用するのか、どのような仕掛けを行うのかなど、広報戦略をしっかり立てる必要があります。より多くの学生が関心を持ってくれるような、入試広報用動画を制作しましょう。