企業や団体が開催するセミナーは、参加者にとってメリットがあるだけでなく主催者側にもプロモーションやビジネスチャンスの獲得といったうまみがあります。
しかし、セミナー自体が盛り上がらなくてはこのような計画も台無しでしょう。
そこで今回は、セミナーを成功に導く映像・動画使用のポイントについてご紹介します。
セミナーで動画を使うメリットとは?
まずはセミナーにおける動画使用のメリットについて考えていきましょう。一般的にいわれている動画の効果についてご紹介します。
動きで目を引く
人間は本能的に「動き」に対して注意を払う性質があります。
文字のスライドだけをただ見せるよりも、動画を使ったほうが参加者の目を引くことができるため、より集中力を高めながらセミナーに参加してもらうことができるでしょう。
情報を正確かつスピーディーに伝えられる
動画には音や動き、時間軸といったさまざまな要素が含まれています。
そのため、短時間でも多くの情報を伝達できます。また、セミナーの参加者へイメージを均質的に伝えられることもメリットといえます。
感情に訴えかけ信頼感・説得力を生む
文字や画像に比べ、動画は人の感情に対してアプローチしやすい媒体といわれています。
エモーショナルなコンテンツを用意できれば、その分だけ参加者に対し企業の信頼感や説得力を向上できるでしょう。
記憶に残りやすい
アメリカ国立訓練研究所によると、文字を読んだ場合よりも視覚および聴覚で何かを捉えた場合のほうが、人は記憶定着率が約2倍上がるようです。
つまり、単にテキストを読んでもらうよりも動画で説明を行ったほうがしっかりと相手に情報が伝えられ、かつ覚えておいてもらえるといえるでしょう。
効果的な動画を製作しセミナーを成功に導く
ではよりその効果を高めるにはどうすれば良いのでしょうか?
ポイントはいくつかありますが、中でも重視すべきものがオープニング映像です。
ある意味で「つかみ」の部分となるため、しっかりと相手の興味・関心を引けるような映像を用意しましょう。
参加者の望む「目的」を把握する
オープニング映像制作の際、参加者の目的をしっかりと考えることが大切です。
なぜこのセミナーに参加しているのかについて深く掘り下げ、知りたい情報をシンプルに提示することが、その後の受講モチベーションを左右します。
セミナー前の意識付けがきちんと行われているかいないかで、成果は大きくことなるでしょう。
セミナーの法則
もう1点覚えておきたいことが「4:2:4の法則」です。
これは、よく学習成果の最大化などで使われるものですが、そのままセミナーにも生かすことができます。
4:before(セミナー前の意識付け)
2:研修
4:after(セミナー後のレビュー)
つまり、セミナーを成功させるためには、参加者に対する意識付けが重要であり、これがうまくいかなければ、すでに4割のポイントを落としているのと同様です。このようにして考えると、オープニング映像に力を入れることは非常に大切であることが分かります。
セミナー映像はプロモーションとしての役割もあり
セミナーの模様をカメラで記録しておけば、その映像を編集しプロモーションに活用することもできます。次回セミナーの参加者を募ることにも使えますし、企業のブランディング向上のための材料にもなるでしょう。
また、ダイジェスト映像を製作すればそれが資料的な役割を果たしてくれます。
当日参加できなかった方に配信することもできる上、自社のスタッフの教育にも利用できるはずです。
おわりに
このようにセミナーにおいて映像を利用することはメリットが多く、ぜひ活用すべき手法であるといえます。
一方、映像制作には豊富な知識や高い技術力が求められる側面もあり、自社だけで行うことは難しいかもしれません。このような場合は、セミナー動画などの製作実績のある映像制作会社へ外注することもおすすめです。
担当者がさまざまなノウハウをアドバイスしてくれることも多いため、ぜひ活用してみましょう。
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