ブラウザゲームなど用いられるフラッシュ(Flash)アニメーション。カードゲームなどの演出等で、キャラにダイナミックな動きをつけたい時などに活用されています。そこで今回は、フラッシュアニメーションを依頼する場合の流れやポイントについてご紹介します。
フラッシュ(Flash)アニメーション制作依頼の流れ
まずはフラッシュアニメーション制作における一般的な流れについて見ていきましょう。
ここでは例として、ブラウザゲームにおけるフラッシュアニメーション制作の手順をご紹介します。
【STEP1】フラッシュ(Flash)アニメーションの目的
一口にフラッシュアニメーションといってもその種類はさまざまです。イラスト素材からレベルアップ演出のアニメーションを作るだけの場合、バトルのアニメーションイラスト素材からAction Scriptを構築する場合など、種類によって納期も価格も大きく異なります。
どのような場面を想定されているのか? どのような仕様が必要なのか等を、事前に明確化しておきましょう。
【STEP2】フラッシュ(Flash)アニメーションのイメージ
具体的なアニメーションのイメージを固めておきます。この際、類似のアニメーションなどがあれば打ち合わせはスムーズに行えるでしょう。すでに絵コンテやスクリプトがある場合は、より意思疎通が図りやすくなります。また、この段階で見積もりや納期といった点もはっきりとしてくるため、予算やスケジュールと相談しながら進めましょう。
【STEP3】仕上がりに関する具体的な打ち合わせ
「最終的な仕上がりがイメージと違っていた」とならないよう、事前にラフや絵コンテ、画面遷移といった打ち合わせを行いましょう。
訂正・修正の場合、追加料金が発生してしまう場合もあります。狙った通りのアニメーションに仕上がるかどうか、納得がいくまでじっくりと打ち合わせすることをおすすめします。
フラッシュ(Flash)アニメーション依頼時のポイント
次に、フラッシュアニメーションを制作会社に依頼する場合のポイントを見ていきましょう。以下では、コストダウンの方法と制作会社選びの2点についてお伝えします。
素材があればコストダウン・納期短縮が可能
絵コンテやスクリプトだけでなく、フラッシュアニメーション制作に必要な素材(ラフを含む)などを提供できれば、制作会社の工数は当然減ります。
その結果、通常価格よりも大きくコストダウンできる可能性があるため、過去に仕様した素材等がある場合はできる限り用意するようにしましょう。
また、これらの準備ができれば、よりイメージに近いフラッシュアニメーションの制作が実現できます。
HTML・JavaScriptアニメーション制作が可能かチェック
日本で大きなシェアを誇るiPhone。
このOSとなるiOSは、デフォルトでFlashをサポートしていません。そのため、Flash技術を利用したゲーム等は動きません。これが原因で、iOSユーザーを逃しているゲームも少なくないでしょう。
しかし、制作会社の中にはフラッシュアニメーションをHTML5およびJavaScriptへ変換してくれるサービスを提供しているところがあります。
これを利用すれば、より大きな市場でサービスの運用ができ、売り上げアップにもつながるでしょう。制作会社選びの際は、将来性も踏まえてこうしたサービスが提供されているかどうかも判断基準の1つに加えてみてください。
おわりに
フラッシュアニメーションの制作を依頼する場合には、アニメーションのイメージを固めておき、事前の準備をしっかりと行うことで、コストを抑えつつ、理想通りの仕上がりに近づきます。
今回ご紹介した依頼の流れやポイントを、ぜひ参考にしてみてください。