インターネットの利用が一般的になった現在、SEO対策は企業や経営者において課題の1つになっています。そんな中でも近年効果が実証され、注目されているものが「動画SEO」です。
今回は、動画SEOの概要とその効果についてご紹介します。
動画SEO対策とは?
SEOとは、検索エンジン最適化のことを指します。自社サイト内のコンテンツを増やしたり、検索されやすいキーワードを使用したりなどを行い、検索エンジン内の上位にページを表示させ、アクセス数の増加を狙うことが、SEO対策となります。
動画SEOとは、動画を使って検索上位表示を目指す、またはアクセス数を増やす取り組みのことを指します。
インターネットが当たり前となった現在、経営を行う上でSEO対策はもちろん、動画SEO対策は取り組むべきものの1つでしょう。
動画SEOの効果
動画SEO対策をすることにより、一体どのような効果があるのでしょうか?
では、動画SEO対策の効果を具体的にご紹介します。
検索結果の1ページ目に表示されやすくなる
現在のところ、検索エンジンは動画の内容を判別できるレベルに達していないため「動画はSEO対策にならない」という意見も多くあります。
しかし、アメリカ調査会社が2010年に行った調査によると「動画が埋め込まれたページは、埋め込まれていないページと比べて約53倍の確率で検索結果の1ページ目に表示される」という結果が出たようです。そのため、動画コンテンツの重要性が注目されつつあります。
集客率アップが期待できる
動画はテキストや画像に比べて訴求力が高く、多くの情報を届けやすいというメリットがあります。また、一般的に動画が含まれているページはクリックされやすいといわれています。
SEO対策だけを行い検索エンジンで上位表示されたとしても、残念ながらそれがサイトへの来訪者数増加に直結するわけではありません。そのため、WEBサイトの集客率を上げるためには、テキストによるSEO対策はもちろん、動画SEO対策もしっかりと行う必要があります。そのようにすることで集客率アップが期待でき、最終的なコンバージョンにつながりやすくなるのです。
動画SEOで上位表示させるための施策
では、この動画SEOで上位表示を狙うためには、どのような方法で活用をすれば良いのでしょうか? ポイントとしては以下が挙げられます。
YouTubeを利用する
動画SEOを行うには、現状YouTubeの活用が最も有効なようです。YouTubeの検索とGoogleの検索の結果は必ずしも同じではありませんが、YouTubeはGoogleの傘下にあるグループ企業のため、YouTube上で評価される動画は、Googleでも評価されるといわれています。
重要なものはテキスト情報
Google等の検索エンジンは、現状動画の内容の詳細まで読み取ることは不可能です。そのため、タイトルやタグ、サムネイル、説明分など、動画に付随するテキスト情報が重要となります。通常のSEO対策と同様に、対象とするターゲットを定め、適切なキーワードを設定しましょう。なお、動画を含むページが検索上位に表示されやくするためには、ニッチキーワードでの設定が有効だとされています。
動画のクオリティーも重要
SEO対策において、コンテンツのクオリティーが重要視されるのと同じく、動画の場合もそのクオリティーがとても重要になります。「動画の内容は価値のあるものなのか」「見やすい構成になっているか」「動画の検索時に見るサムネイル画像に、視聴者の目を引く情報は含まれているか」などを考慮しながら、質の高い動画を制作するように心掛けましょう。
おわりに
今回は、動画SEOの概要とその効果についてご紹介しました。動画には多くの人の注目を集める力があり、最近ではサイトへの集客率を上げるための、企業にとって重要なマーケティングツールの1つとなっています。今後ますます動画の必要性は高まると予想されるため、早めに動画SEO対策をしっかりと行っておくことをおすすめします。