こんにちは、ジーアングルのキャスティング担当の森です。
緊急事態宣言は明けましたが、再び東京アラートの発動などまだまだ予断を許さない状況かと存じます。 通例であれば6月といえば株主総会シーズンですが、今年は実施に関してお悩みの企業様も多いのではないでしょうか。
今回はそういった方々へ、少しでも参考になればと思い記事を書かせていただきました。
株主総会の状況
コロナウイルス対策として、今年の株主総会は下記のように様々な方法が検討されています。
・開催時期を変更しての実施
・オンラインでの実施
・十全な対策を行った上での従来形式での実施
今の状況ならではの方法として『オンライン開催』も多く行われております。
経済産業省からは以下のようなガイドラインも発令されております。
開催の中止はできないですが、申請をすれば開催を延期することが可能のようですね!
既に大きな企業様も延期やオンライン開催などを告知しておりますので、 今年だけでなく来年以降も、こういった方法を活用していくことが、トレンドになるのではないでしょうか。
株主総会におけるナレーション
株主総会における資料は、株主の方々により分かりやすく伝わるようにと、皆さま特に力を入れていらっしゃる部分かと思います。
せっかくこだわった資料ですから、視覚情報だけでなく聴覚情報も大事にしてみると、より説得力のある分かりやすい資料に仕上げることが可能です!
特にオンラインの場においては、聴覚情報は非常に伝えるのが難しい情報になります。そこでひとつ、プロのナレーションを付ける方法をオススメいたします。
【プロとアマチュアの違い】
プロナレーターとアマチュアの人が読み比べた株主総会サンプルでございます。
お時間があればぜひ聴き比べてみてください。
プロ
アマチュア
オンラインでのナレーションの役割
オンラインでのコミュニケーションは、回線状況、ツールの特徴、PC環境など様々な要素に影響されます。オンライン独特の間による”喋りづらさ”や”聞き取りづらさ”は体感している方も多いのではないでしょうか?
加えて、オンラインあるあるのひとつで、イヤホンで聞いていると細かなノイズが気になり、自分でも気付かないうちにかなりの疲労が蓄積している、というのもありますね。
もちろん従来のように会場に集まった人に対して話をする場合も、周りの環境で聞く側の集中力が削がれるということはありましたが、オンラインならではの上記の問題を解決するためにもプロのナレーションをオススメいたします。
宅録した音声や、オフィスからの1人語り配信となると、防音設備の関係上どうしてもノイズが発生・混入してしまいます。 それに対し設備の整ったスタジオで収録し、ノイズカット編集をした音声は、ノイズによるストレスを軽減し、よりわかりやすく伝えたい内容を伝えるサポートになります。
ジーアングルの収録への取り組み『遠隔収録(リモート立会い)』
ただ、そうは言っても気になるのは感染リスク。
スタジオは防音設備の関係上、とても密閉した空間になります。さらに立会いに来られる人が多いと、密集、密接の状況も発生いたします。
そこでジーアングルが推奨している新しい収録方法が、『遠隔収録』システムです。
まだ世間での認知度も低く、呼称も固まっていないため「遠隔立会い収録」「リモート音声収録」「リモート立会い収録」「自宅立会い収録」などなど様々な呼び方があるかと思います。
簡単に言うと、『自宅やオフィス』と『スタジオ』を繋いでオンライン通話をすることです。 ナレーターさんには設備の整ったスタジオに来ていただき、エンジニアとともに通常通り収録を行います。お客様にはご自宅またはオフィスからZoom等のビデオ会議ツールでスタジオと接続し、ヒアリングしていただくシステムになります。
【遠隔収録システムの仕組み】
お客様は通常の遠隔会議と同じ感覚で聞いていただけますが、通常の遠隔会議とは違いPCのマイクから拾った音を届けるのでは無いため、クリアな音で聞こえます。
感染リスクの軽減はもちろん、移動コストや時間も抑えられるので、かなり便利にお使いいただけます。
2020年3月以降、ジーアングルでは既に70件以上遠隔での収録を実施しております。 収録内容やお客様の環境で最適なツールは様々です。条件に合わせてご提案させていただきますので、お気軽にご相談くださいませ。
遠隔収録のメリット、デメリットは改めて別記事にてご紹介しますので、楽しみにお待ちください!
実際にナレーターさん、声優さんが収録する環境にも設備対策は行っております。 こちらも合わせてご参考いただけますと幸いです。
『オフィスをまるごと抗菌してみた』
番外編:社内研修ナレーションのススメ
少し話は逸れますが、今年は新人研修などの「社内研修」も従来どおりには行えなかった企業様も多いと聞きます。 研修となるとやはり人が密集する環境が生まれてしまいますが、ビデオで行うリモート研修であれば三密の状況を減らすことができます。
ナレーション自体は一度用意してしまえば繰り返し使うことができますので、こういった機会に研修もビデオによるリモート研修にしてしまうのも一つの手ではないでしょうか。
といっても、動画撮影となるとやはり人が集まる必要もございますので、「プレゼンテーション資料+ナレーション」といったご相談がちらほら増えてきております。
遠隔でのミーティングと同様に、画面共有をしながら説明をする企業さまもまだ多いですが、ノイズで気が散ったり、通信環境の影響で聞こえていなかったり、参加できなかったスタッフに改めて同じ内容を説明したり、という課題も多いようです。
研修の対象者が一度動画を確認した上で、質疑応答のみ遠隔ミーティングで。というのを新しい研修の方法として取り入れてみてはいかがでしょうか。
最後に
ここまでお付き合いいただきありがとうございました!
今年いっぱいは”密”の状況を回避するべき、といった状況が続くと予想されています。
冬になればインフルエンザ等も流行してまいりますので、遠隔収録というのは今後のトレンドのひとつになるとジーアングルでは考えております。
この機会に新しい取り組みを検討されている方は是非、お気軽にご相談ください。
まだまだ予断を許さない状況かとは存じます、皆さまもどうかご自愛くださいませ。