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AIがクオリティチェック!AIディレクターの可能性

こんにちはIT戦略部の関です。

ここ数年、「AI」「機械学習」「ディープラーニング」なんていうワードが世間を賑わせていて、「今後、人間の仕事はAIに取られていく」なんて決まり文句はもう聞き飽きてしまうほどです。

その一方で「単純作業ではないクリエイティブな仕事はAIにはできないんじゃないか?」という意識もどこかにありませんか?
しかしAIはクリエイティブの仕事にも着実に手を伸ばしているんです。

…というか、僕たちが作りました。

目次

商用イラストを評価するAI

『AI イラストディレクター ひよこ』

このAIはアップロードされたイラストを分析し、商用として通用するクオリティかを人間のディレクターのように判断してくれます。
現在はゲームイラストに特化し、キャラクターが描かれているイラストに限定されていますが、背景の有無や複雑さだけに囚われず判断をしてくれます。

プロ判定

未達判定

サイト内に判定を試してみるためのサンプル画像なども用意してあるので、サンプルやネット上で拾ってきたイラストなどで試してみてください。

AIディレクターの可能性

このAIイラストディレクターを使えば、公募で大量のイラストが集まり選考をしないといけない場面での絞込みができたり、イラストレーターの選考にも役立てることができます。

また、このイラスト分析を利用してイラストの着彩パターンが指示書通りになっているか、既存のイラストと比べて書き込みが足りているかなどの判定も今後できるようになりそうです。

まだジーアングルの業務では利用されていませんが、今後AIもイラストの分野で活躍が期待できそうです。

そもそも、なんでイラストをAIに判定させるの?

このAIは「ゲーム向けのイラスト」に特化しているため、ピカソやゴッホのような作品まで幅広く判断することはできません。

それでも、今まで「人が目を通さなければいけない」とされていた仕事がAIにできるとなれば、今まで時間が足りず仕様書通りに制作ができているかの判断だけになっていたディレクターが「作品をどうすればもっとユーザーに喜んでもらえるものにできるか」を考えることに時間を費やすことができます。

クリエイティブの分野にAIを導入するということは「仕事をなくし費用を抑える」ことではなく「本当に人間にしかできないクリエイティブの能力を伸ばす」ことにつながります。

最後に

『イラストディレクターひよこ』は正しく判定してくれましたか?
まだまだ学習中なので判定を間違うことはありますが、AIがイラストの分野にも取り入れられる未来が見えてきたように思います。

これからイラスト分野でプロレベルの仕事をしてみたい!という方はご自身の作品を判断させてみたり、機械学習やディープラーニングの可能性にご興味がある方も、ぜひいじってみてほしいです。

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