みなさんこんにちはーーー。
ジーアングルサウンドチームmiuG(ミューグ)です。
miuG(ミューグ)は、株式会社ジーアングルのサウンドトップクリエイターが提案する、クオリティ追求に特化したサウンドプロダクションです。
実はここ最近、リズムゲームの譜面制作のご相談をいただくことが増えています。そこで、miuGの”音ゲー大好きディレクター”松本タケシに、
・音ゲーの「ノーツ」ってなんだ?
・音ゲーの譜面制作のコツは?
・制作面でのこだわりは?
などなどをインタビューしてみました!
インタビュワーはmiuGのマネージャー、藤田です。
リズムゲームのご依頼が増えている要因は?
サウンドディレクターの松本です。
通称”マツタケ”と呼ばれています!よろしくお願いします!
ゲームを中心としたBGMの作編曲や、提携していただいているクリエイター様とチームを組んで、プロジェクトのクオリティ担保する……といったお仕事をしています。
今日はよろしくお願いします!
ゲームはもちろんですけど、最近は「カバー音源」の制作リクエストもたくさんいただいてますよね。
VTuberさんのからのご依頼をたくさんいただいていますよね。
ライブステージ用や配信の中で使う、原曲に寄せたカバー音源の制作も数多くご依頼いただいています!
そして今日の本題である、音ゲーやリズムゲームの譜面制作のご相談も増えてますよね……!
やはりスマートフォン向けのリズムゲームの普及に伴い、譜面制作のご相談が増えている印象です。
まだリリース前のゲームなので詳細はお話できないのですが、実際に制作に取り掛かっている作品もあって、数十曲の譜面を制作させていただいています。
リズムゲームそのものが流行している、というのもありますし、別ジャンルの中に、ミニゲーム的なポジションでリズムゲーム要素を取り入れている作品も増えてますよね。
その辺が需要が増えている要因なのかな、と考えています。
20年前から譜面制作を開始していたマツタケ
マツタケさんはもともと、古くからの音ゲーファンですよね。
やっぱり音ゲーへの思い入れやこだわりって強くあるんですか?
『beatmania』シリーズの初期から始まって2000年代前半あたりまで、完全に音ゲー三昧な生活を送っていました。
一世を風靡した『Dance Dance Revolution』(DDR)が家庭用にリリースされたときに、譜面を自作できるモードがあったんです。
自宅でオリジナル譜面を作ってメモリーカードに保存して、ゲームセンターにあるDDRの筐体に刺すと自作の譜面で遊べるっていう機能があって。
コアなプレーヤーは、そうして自分の作った譜面をゲーセンで踊りまくってたんですよ。
20年以上前から、もう譜面制作を開始してたんですね!(笑)
DDRはダンスゲームなんですけど、そんなに16分音符を敷き詰めたら物理的に足が動かないでしょ、みたいな譜面を作って無理やり踊ってました。
例えばBPM150で16分音符を入れたとすると、足元のパネルを1秒間で10回踏まないといけないわけです。
…………いやそれ無理ですよね?
やればできます。本当にできるようになるんです。
音ゲーの「ノーツ」ってなんだ?
そんなわけでDDRの他にも『IIDX』『pop’n music』『DrumMania』『GUITARFREAKS』『KEYBOARDMANIA』など、当時ゲームセンターを席巻していたBEMANIシリーズは全てやり込んでいました。
どの作品もノーツ設計が最高なんですよ。
よく「ゲーセンで人に見られてる状態で踊ったり叩いたりするの恥ずかしい」みたいなことを言う人がいますけど、それも最初の1週間だけで慣れます。
そこを超えれば、もう完全に「俺のプレイを見てくれ状態」に入れますんで。
(すごいドヤるじゃん……)ところで、音ゲー界隈でよく使う「ノーツ」って分かりやすく説明すると何なんですか?
リズムゲームで流れる楽曲に合わせて、タップしたり踏んだりするオブジェクトのことですね。
そのため、リズムゲームにおける「譜面制作」というのは、そのまま「曲に合ったノーツを作る・配置する」作業のことを指したりします。
スマホで遊ぶリズムゲームですと、スマートフォンを横向きに持って両手の親指でノーツをタップする、というのが基本的なプレイ環境になりますよね。
ゲームの世界観やユーザー環境を踏まえて、どうすればプレーヤーが最も楽しめるノーツ配置になるのか、楽曲にのめり込むことができるのか………
といったことを重要視していくことが、制作にあたってのコツになるかなと思います。
ノーツ制作の”こだわり”は?
今はプレイ環境もゲームによって全然違いますもんね。
ゲームセンターはもちろん、スマホだったりiPadだったりVR空間で遊ぶリズムゲームもありますし。
多様化がどんどん進んでいて楽しいですよね!
なので個人的なこだわりポイントとして、一見しただけだと「えっ、このノーツどうやって押せばいいんだ?」みたいな、驚きのある譜面をエッセンスとして足したいな、とは思っています。
右手で押すと思ってたらどうやっても指の数が足らなくて………でも練習していくと少しずつ攻略法が見い出せる、みたいな。
もちろん物理的に無理!みたいなノーツばっかりだとダメなんですけど、昔からリズムゲームにあった「練習するとできるようになる」っていう喜びが生まれるノーツ制作を目指して、日々精進しています。
でも1秒間に10回タップする譜面とかはやめましょうね。物理的に無理ですもん。
大丈夫です。やればできるんで。
まとめとおまけ
いかがでしたか?
・最近はリズムゲームの「譜面制作」の需要が増えている!
・ユーザーのプレー環境を意識したノーツ配置が重要!
・驚きのあるプレイ体験を生む譜面を作ろう!
………といったあたりが今回の記事のまとめなのですが、やたらとマツタケが「やればできる」的なリズムゲーマウントを取ってくるので………
マツタケさん、そこまで言うなら………
相当リズムゲームがお上手なんですよね?
せっかくだから、譜面制作のクリエイターがリズムゲームをプレイするとどうなるのかやってみましょうよ。
今。ここで。
おまけ:譜面制作クリエイターに『プロセカ』(プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク)やらせてみたら………
結果………
なんとも言えない普通の腕前だった。
ま、まぁクリアはできたので、往年のリズムゲーマーとしての意地は見せられたかな、と……。
最近はだいぶ制作側に使う時間が多くなっていたので、プレーヤーとしても精進します!!
そんなわけで、miuGでは「驚きのあるリズムゲームの譜面・ノーツ制作」もご提供しておりますので、ぜひ下記の実績などもご確認いただきまして、お気軽にお問合せくださいませ!